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誰 (小説)[だれ]
『誰』(だれ)は、太宰治の短編小説。 == 概要 ==
本作品で「サタン」について述べた一節は、『聖書知識』1941年9月号に掲載された塚本虎二の評論に基づいている〔塚本虎二の評論は「イエス伝研究/第百七十五講ペテロに対する遺言」の「附録/新約聖書に於けるサタン」。〕。なお『聖書知識』は塚本が1930年に創刊した雑誌である。 後半、朱筆の評が入った「借金申込みの手紙」の内容が明かされる場面がある。これについて、太宰の親友で5つ年上であった山岸外史は次のように述べている。 「この手紙を材料として書いたのが、かれの小説『誰』である。むろん、太宰らしく、もじつて扱つているが、朱筆を入れたぼくの文章も、自分の手紙の文章も、それは、そつくりそのまゝ使つている」〔山岸外史 「太宰治の借金」。『新潮』1950年11月号所収。〕
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「誰 (小説)」の詳細全文を読む
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